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2017年11月22日
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仙台市長選

2009年07月05日

仙台市長選を巡る河北新報の論調が急転した。梅原市長の出馬断念によって政権奪取の戦略を大きく練り直さなくてはならなくなったようだ。

市議会を煽って、失政のなかった梅原市長をタクシー券問題一つで悪役に仕立て上げ、その気になった奥山副市長は、高校再編問題で梅原市長の政治活動に難癖をつけて辞表を提出、下克上に打って出てしまった。

河北新報は、梅原市長を悪役に仕立て上げ、奥山副市長に反旗を翻させることで、善対悪の分かりやすい選挙に見せかけようとした。梅原市長と奥山副市長はともに元官僚であって、両者に違いなどない。そもそも上司と部下の関係であり,河北新報としては、奥山氏が、梅原市長に請われて一緒に市政を運営していたという事実から有権者の目をそらし、梅原批判のキャンペーンをすることで、有権者の目を欺き、社を上げて、梅原批判の構図で政権を手中にしようとしていたとみられる。

河北新報はまずもって、タクシー券の使用の在り方一つで、梅原市長と会ったことも話したこともない市民に汚れた政治家のイメージを植え付けた。さらには、親密な関係にある岡崎トミ子参議院議員(民主党)が奥山氏支持に回るなど、民主党丸抱えの構図で、息の掛かった市長を誕生させようとしていた。

しかし、敵役が出馬を取りやめ、戦う相手が、民間企業経営者の視点による仙台市役所改革を前面に打ち出してきた柳橋邦彦市議(会社社長)となった。さらには佐藤崇弘氏(障害者斡旋会社社長)が参戦を表明したことで、構図は一変してしまった。

梅原叩きで批判票が集まると計算していたが、悪役を務めさせるはずだった梅原市長が去った後に見えてきたのは、奥山氏の実像だ。

そもそも奥山氏は、官僚(役人)出身の副市長として梅原市長の片腕だった人物。役人行政が蔓延してしまった仙台市役所を創ってきたお役人(官僚)の一人だ。しかもその片棒を担いできたと言わざるを得ない市議24人も勝ち馬に乗って既得権に授かろうと集まっているような状況だ。

河北新報が奥山氏を当選させるために脚色した市長選劇は、争点が梅原批判だけだった。これで勝てる構図が出来たと思い描いていたが、梅原市長が出馬を辞退。批判票を集める思惑は外れた。

加えて、官僚出身の役人奥山氏のマニフェストには官僚市政を刷新するようなインパクトはどこにもない。こうなってくると、所詮は、同じ穴の狢であったことが露呈してくる。

役人(官僚)の常識の中で生きてきて、河北新報の言いなりでは、ある意味、河北新報から、独断専行型と揶揄された梅原市長ですら出来なかった市役所改革が、奥山氏が市長になったからといって出来るであろうか。

一方で民間の企業経営者の視点から仙台市のお役人仕事を批判、民間企業の経営手法による市役所改革を訴える企業経営者の柳端邦彦氏だが、かといって、市議の顔も持っていた以上、市役所行政を監視する立場にあった柳橋氏にも何一つ責任がなかったかといえば、そういうわけでもない。

ベンチャー企業経営者の佐藤崇弘氏にしても、長野県庁の任期付き幹部職員(課長級)に採用され、その後はベンチャー企業の経営者に、とまるでマスコミの寵児だが、長野県幹部在職中は、任期を1年も残して辞職している。

インターネット上から見えた辞職理由は体調不良ということだが、それは、庁内の対人関係からくるストレスのためだったのか、それとも、お役所の給与に満足できなかった為なのか、それとも飽き易い性格なのか、お役所仕事が性に合わなかったのか、その理由は、定かになってはいないが、田中康夫(長野県)知事の肝いり採用に対する妬みひがみのドロドロの職場の中で、たった一年、それも決済するだけの課長をしていただけで辞めてしまった事実は間違いないようだ。

マスコミは、若干29歳の若さでありながら、ベンチャー企業の社長であると同時に行政経験あり、と祭り上げているが、実態は異なる。辞職が、虚弱体質、性格、人間関係、いずれの理由であったにしても、人口100万人都市の市長を任せて大丈夫なのか、しっかりと見定めなくてはならない。

佐藤社長は記者会見で新しい波が起きていると話しているようだが、一過性の波(ブーム)に乗って当選したところで、長続きはしない。そもそも真に資質が評価されて当選したのでなければ、仙台市政の置かれた現状を打破できるどころか、後退してしまうことにさえ、なってしまう。もう少し、経験を積んでからでも遅くはないのでは、と見る向きは多い。

佐藤社長は、一日に100を超える激励のメールがあったとしているが、果たしてそれが、投票行動に結びつくかどうか。ネット上の関係ほど、曖昧で当てにならないものはない。現実の世の中であってさえ、土壇場に来て選挙協力が覆される。政治の一寸先は闇と言われる所以だ。

 

若さへの期待は大きい。世に20代の社長は五萬といるが、政令市の市長は、そうそういない。が、果たして、佐藤社長が、その大役を果たし得る人物足るかどうか。注目されていることだけは間違いない。

 

さらにここに来て、岩崎恵美子副市長(65)の参戦も取り沙汰されている。梅原批判をしてきた奥山副市長に対して岩崎副市長は、どういうスタンスをとるのか。渡辺博市議も含め、5人による乱戦の様相を呈しているが、いずれにしてもこの乱戦を制した者が、仙台市の新しい為政者となることだけは確かだ。有権者は、各候補のマニフェストが市民生活向上のための具体的施策であるかどうか、実現可能か、しっかり見極めた上で、責任ある一票を投じるべきだ。マスコミに踊らされて無責任な一票を投じれば、そのツケは必ず市民生活に跳ね返ってくることを忘れてはならない。そうなってから騒いでも遅いのだから。

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