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2017年11月22日
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石巻市議選の舞台裏

2010年06月25日

定数削減が先送りされたことで、争点なき選挙戦、とマスコミが水を差した石巻市議会議員選挙が幕を閉じた。おかげで、投票率も大きく下がるものと思われたが、さすがにやはりそこは「おらが町の議員さん」選挙である。毎度のこと、家族で票を分け合うほどのし烈な選挙戦が繰り広げられているだけに、今回も投票率は前回を2、3ポイント下がる程度にとどまった。

よって選挙戦は表向き、知名度のある現職有利の展開となったが、結果は、新人が現職を蹴散らし、多数滑り込んだ。

前回及び、前々回の選挙で支持基盤を同じくするライバルが消えた地域では、今回、易々と票を上積みした候補がいた一方で、新人候補の出馬により、減票を余儀なくされた候補もいる。結果をみれば、定数削減の先送りによって、首の皮一枚で生きながらえた古参も多い。悲喜こもごもの内幕を振り返った。

渡辺拓朗黒須光男ら群雄割拠する蛇田に割って入った遠藤宏昭は、新人ゆえの知名度不足を補うべく、早くから選挙モードに入ったが、当選へ大きく弾みをつけた背後には本木忠一県議の姿があった。

稲井が地盤の本木にとって蛇田は支持基盤が脆弱。来年に改選を控え、地元で知名度不足の遠藤と思惑が一致、連日、二人三脚の支持者巡りが功を奏した。

あおりを食らったのが、本木の支援を受けてきた稲井のベテラン森山行輝高橋誠志。いずれもブービー、最下位当選である。定数削減の先送りがなければ、本木県議の心変わりによって、憂き目にあっていたことは間違いない。

盛り上がらぬ選挙戦の水面下では一年後の県議選への思惑が複雑に交錯していた。

佐々木喜蔵県議は石巻高等学校同期の青山久栄を支援。旧北上町を地盤とする青山は過去に一度、落選繰上げ当選の憂き目をみている。ゆえに、今回も必死の様相。勢い余って、佐々木に高橋健治の支持母体である山西(造船)にまで足を運ばれ、高橋は後ろから数えて3番の結果に。最下位から3人までをベテラン勢が占める結果となった。

一方、佐々木は地盤が同じ住吉地区の菅野昭雄の支援にも動いた。菅野は上位当選の前回とは打って変わって、税金未納問題で苦境に立たされていただけに、ありがたい支援だったが、所詮は二又。加えて自民党の佐々木が旧社会党系の菅野を後押ししても効果は薄く、結果は惨敗。理解できない構図は有権者にも受け入れられなかった。

民主の加賀剛は、民主代議士安住淳に切り捨てられた阿部正敏支援に一本化。自らの議場におけるプルサーマル反対質問で村井知事から逆質問を受けるなど、県議としての存在感が薄れていただけに、挽回の布石もあったのだろうが、阿部は、選挙資金の借入返済のため、是が非でも当選しなければならなかっただけに、加賀の支援は阿部にとって救いの神となった。

自民党県連幹事長の須田善明は、参院選への対応のためなのか、市議選には手を入れず。坂下賢は、桃生の佐々木祐助から当てにされていたが、ほとんど動かず。相変わらず、他人のために汗をかくことはなかった。池田憲彦は全方位外交。元県議で安住淳に連敗中の斎藤正美後藤一彦の支援に回った。

共産党であって、共産党ではないといわれている石巻の共産党市議団は巧みな戦術で有権者を騙した。すでに国庫への返納が決まっている27億円の国民健康保険料を納税者に返せと叫び、有権者の支持を得ようとした。しかし、このうち18億円は国から交付されたもので、返すことが決まっていたもの。それにもかかわらず、返納のしなければならないことを知っていたのか、知らなかったのかは不明だが、納税者に返すべきだと言って、支持を取り付けようとした。しかし、市の担当者は、石巻の共産党からの問い合わせに対して、国に返納する金であることを説明した、としており、勝つ(権力を握る)為には、手段を選ばない共産主義の恐ろしさを見せつけた。(敬称略)

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