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2018年02月23日
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2010年石巻市政回顧録

2010年12月23日

 過日、晩秋の石巻市に文書が出回った。石巻市発注工事の実態と称する文書と分析資料からなる。特徴としては、作成者の住所、氏名が記されていることから、怪文書というよりは、告発文の色合いが強い。

作者は、この中で、二人の市議を名指しで利権屋と糾弾している。状況証拠として具体的な工事名や落札率を列挙。その数は、よくぞ、ここまでやった、と思うとともに、何故、司法が動き出さないのかが不思議に思えてならない規模だ。

作者は両議員の巧妙な手口を徹底追及。両議員の表向きの貌(かお)からは窺い知れぬ裏の貌を暴いた衝撃的内容がつづられているが、二人の議員を糾弾する一方で、この告発文はまったく別の側面を垣間見せる。

二人の議員のカラクリを暴く一方で、作者がこの文書に込めた真の狙いは何か。しかし、一方でそれは、逆に文書の裏に潜む黒幕の存在を知らしめた。詳しくは後述するとして、まずは、文書に記された二人の議員の実態に迫る。

表向き、いかにも誠実そうな、この二人の議員を巡る黒い噂は今に始まったことではない。

自らの利権のためには手段を選ばない。選挙で邪魔な議員を蹴落とすために陥れるのは朝飯前。真相を知らぬ同僚議員はまんまと踊らされてきた。

同僚議員を陥れ、市民を欺いてきた両名だが、文書では、この二人が絡んだ公共工事の入札の実態が次々に暴かれている。

文書に記された不許複製を尊重するとともに紙面の都合上、一部を紹介するにとどめるが、両議員のうち仮に〝町の仕事人〟をM議員としてその実態を挙げると、市役所新庁舎の太陽光発電の入札は、落札率99.95パーセントのほぼ満額8850万円で「●●●電気」が落札した、というものだ。作者は、当該業者とM議員の特殊な関係を明確に示している。

作者が疑惑の状況証拠として挙げるのは、予定価格が洩れているとしか思えない落札率に加え、入札経過の不自然さだ。落札したのは入札2回目。一回目は不調に終わった。すなわち、入札に参加した業者全員が予定価格を上回っていたため、再入札になったのだ。入札は最低価格を示した業者が落札する。参加業者全員が予定価格を超えるなど、互いに通じ合っていなければありえないことだ。

もう一人、実名を挙げられた議員を支持する企業が落札した入札も、限りなく100パーセントに近い落札率だ。予定価格及び最低落札価格が洩れていなければ、ありえない。

土井市政下では、ゴミの収集運搬を巡って、限りなく100パーセント近い、99.99999・・・パーセントというほぼ満額の神業のような入れ札で、土井氏に縁のある業者が落札した。それとまったく変わらない実態が浮かび上がる。

善良なる市民には、にわかには信じがたい内容だが、土井市政当時から、こうした疑惑の入札は繰り返されてきた。すなわち、トップが代わろうとも、依然、こうした入札が繰り返されているということは、M議員ともう一人のコンビが、古く(土井市政時代)から暗躍していたことを裏付けるものだ。

昨今は、二人のこうした実態が見透かされたか、これまで欺かれてきた同僚議員もようやく目が覚めたらしく、ここに至って、M議員らは議会で浮いた存在となっている。

文書はM議員とコンビの二人の議員を告発する内容だが、しかし、狙いはそれだけではない。

遡ること数ヶ月。今夏、亀山市政の通信簿が公表された。市マニフェスト評価委員会が、マニフェストの達成率を評価したもので、その評価は達成率65パーセント。及第点ではあったが、厳しい評価からは、亀山市政の足下は決して盤石とは言えない実態がみえてくる。
 そこに勝機ありとみたのか、タクシー券問題や香典の公費支出問題、家賃お手盛り問題などで亀山市長に完敗を喫した土井前市長が動き出した。先の文書の流布とほぼ時を同じくして挨拶回りを始めたのだ。

文書は、ルネッサンス館事件で汚された市政の信頼回復のために土井前市長が、国政から鞍替えして市長に当選したくだりに始まり、太陽光発電導入の舞台裏に暗躍するM市議らの利権の実態を記しているが、なぜ、この二人の市議が告発されたのかが重要なポイントである。

M議員らは土井市政当時、土井前市長とべったりの関係だったが、元総務部長(現・監査委員)の副市長登用に土井市長が反対したことで対立。土井前市長を裏切り、落選へと導いた張本人らだからだ。

すなわち、この告発文は、亀山派に寝返ったM議員らの行為を告発することで亀山市政を揺さぶるのが真の狙いであり、挨拶回りを始めた土井前市長の露払いといったところだ。
 これに慌てふためいたのはM市議らだ。土井前市長を裏切り、亀山派に鞍替えすると、政治経験の浅い亀山市長が行政運営に手を拱いている裏で、次々と利権に触手を伸ばしてきた様を実名で暴かれたのだからたまったものではない。
 その常軌を逸した慌てぶりは、昨今の議場においても顕著だ。罪悪感が疑心暗鬼にさせるのか、まったく別の視点で当局に内容を問い質す議員の一言ひと言に過敏に反応した。ついに疑惑追及の矛先が向けられた、との思い込みからか、被害妄想的に異常なまでに過剰反応している。

その有様は、傍聴人の目にも奇異に映るらしく、傍聴を終えた市民が「M議員は○○議員さんの質問に大声で野次を飛ばしているが、どうしてなのか不思議だ」と口にしつつ、目に余る暴挙を非常識極まりない、と議会事務局に抗議したほどだ。

先日の市議会一般質問では、議論が遮られるほどのM議員の野次のひどさに、ついに傍聴人が、傍聴席から大声でM議員を名指しで怒鳴りつける一幕もあった。

 ここに至って、黒沢和雄議長が異例の警告を発するほどだったが、そこまでしてM議員らが野次で議事を妨害するのは、疑惑の核心へと矛先が向けられるからにほかならない。当の質問者は、そこまでの意図があって質問しているわけではないのだが、M議員らは、広範囲にわたって暗躍しているためなのか、全てバレているのではないか、という不安がそうさせているようだ。

告発文は、議会では追及しきれない闇に隠れた疑惑の実態に鋭く迫る内容だ。もしもこれが、根も葉もないデタラメであるというのならば、M議員は法的手段に訴えておかしくない。が、しかし、流布からすでに数ヶ月が過ぎようとも、利権屋と名指しされたM議員らは、なんら反論もアクションも起こさない。いっさい否定しないことが、すべてを物語っている。騒げば、真相が白日の下にさらされることになり、自らの首を絞めてしまうことになりかねないからだ。

亀山市長を迎えて二年、石巻市議会は今、超党派で亀山市政を守り立てていこうとする機運が熱を帯びている。データセンター誘致、プルサーマル受け入れ等々、財政難を克服すべく、阿部純孝、阿部和芳、両議員の呼びかけに一致団結して超党派で臨む姿勢には、清々しささえ漂う。

 その一方で、機運の高まりに水を差しているのが、歴代市長を利用し、利権に手を染めてきた、と告発されているM議員らの存在だ。なおも、市財政を圧迫するハコもの事業をやらせようと必死な様は異常といえる。

落選を恐れて議員定数削減にも反旗を翻す一方、税金でゴルフに現を抜かし、時には、議会ひな壇の協力者と出来レースを演じてみせるM議員ら。自己保身の為に議会改革にブレーキをかける様は、醜悪そのもの。そこには市政の未来はかけらもない。あるのは、自己保身だけだ。

名古屋では先日、議員報酬削減を掲げた河村市長と熾烈な対立を繰り広げていた議会のリコールが成立した。

石巻市議会が、改革を果たすには、定数削減により、利権屋議員を排除する以外、術はない。そのためには、はるか先の改選を待たずとも、2700の署名が集まれば住民投票へと動き出せる。改革の時計の針を戻してはならない。市民の勇気ある行動が求められている時だ。

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